腰痛でお悩みの方へ

腰痛症

1,姿勢性腰痛

いわゆる腰痛の中で、悪い姿勢によるものの頻度は1番高く、うつ伏せで読書やスマホを見ているときに症状がでる腰痛に代表されます。みなさんがよく聞く言葉で言うと「反り腰」です。

症状は持続する鈍痛、ツッパリ感などで慢性に経過していきます。

原因は背筋や殿筋の筋肉の硬さが強い、腹筋の弱体化、骨盤前傾の増強などがあげられます。

2,椎間板性腰痛

椎間板性腰痛は名前の通り、椎間板が痛みの原因となって起こる腰痛のことです。

長時間の座ったままの姿勢でいたり、前屈した姿勢で重いものを持ち上げようとすると、椎間板にはストレスがかかることになり痛みを感じます。

3,椎間関節性腰痛

椎間関節性腰痛は、椎間関節が原因で起こる腰痛のことを指します。

椎間関節が原因で起こるということは椎間関節に何らかのストレスがかかってしまっているということが考えられます。

椎間関節は腰を反らせる動き(伸展)と腰を捻る動き(回旋)によって関節面が圧迫され、ストレスを受けるとされています。

大まかな椎間関節性腰痛の特徴は腰の反らしと捻りによる痛みです。

痛み自体は左右どちらかの腰だけ感じるということが多いですが、時には臀部まで痛みが広がることがあります。そのような場合、椎間板ヘルニアなどの疾患の可能性があります。当院では提携している整形外科へ紹介することもできますのでお気軽にご相談ください。

4,筋・筋膜性腰痛

筋・筋膜性腰痛はスポーツによるものが多く、特に痛めやすい動作として多いのが、前傾姿勢でなおかつ身体を捻るような姿勢を取った時です。そのような場合、筋肉に強いストレスがかかり、筋肉が損傷してしまうことで腰痛の原因になります。また、姿勢が原因となるケースにおいても前傾姿勢で長時間いることで筋肉に負担がかかっていることが多く、デスクワークなどの長時間座位や中腰での作業、あるいは重量物を持ち運ぶ業務などでも筋・筋膜性腰痛が起こりやすくなります。

5,神経原性腰痛

椎間関節や椎間板の変性を背景に神経が刺激をされると、関節それ自体や脊柱起立筋群に痛みを感じます。また近年MRIの発達で神経鞘にできる腫瘍も見つけられるようになりました。

ときには骨浸食を伴う巨大な嚢腫であったり、ごく小さな多発性嚢腫のこともあります。

6,心因性腰痛

心因性腰痛はストレスなどが原因で発症する腰痛です。度重なるストレスによって自律神経のバランスが崩れると、結果的に副交感神経と交感神経のバランスが崩れてしまい、血行が悪くなってしまい腰痛を引き起こすと言われています。

心因性腰痛は精神的な外傷や過度のストレスが主な原因です。人間関係でのストレス、仕事への評価、家庭内での不和などの問題が、腰痛を増幅させていると考えられています。

心因性のものが原因となるので外傷で負った腰痛などとは違い、レントゲンなどで悪い部分は発見されません。

そのため普通の腰痛と同じような痛みを感じているのに症状が慢性の腰痛と違わないことが多く、ストレスがかかると強い痛みが持続的に続いたりします。リラックスすることができないことが多いので筋肉が緊張したままの場合も多いです。

椎間板ヘルニア

原因は?

椎間板は、コラーゲンを豊富に含む弾力性のある組織であり、椎骨同士の衝撃を吸収し、椎骨間で微小な動きをするための軟骨関節を形成します。丸い円盤状の構造をしており、通常は椎骨の中におさまっています。しかし何らかの衝撃や荷重が継続的に加わると、柔らかい椎体が変性して椎骨から突出して椎間板ヘルニアを発症します。

椎間板ヘルニアの発症には遺伝や喫煙が関与していることも最近になってわかってきています。高齢者では加齢によって水分が失われて椎間板が弾力性を失い、変性することで椎間板ヘルニアを発症することがあります。

症状は?

5つある症状のうち、4番目と5番目、5番目とさらに下にある仙骨の間に生じることが多いです。

一般的には、2本ある神経根のうち片方のみが障害され、障害されたほうの足の神経の支配領域に則したしびれや痛み、脱力、感覚障害などを生じてしまいます。また突出した椎間板が巨大な場合は馬尾を強く圧迫してしまい足の麻痺や膀胱障害などを生じることもあり緊急手術の対象になることもあります。

 

当院での治療法

腰の状態をまず見極めます。

椎間板ヘルニアは基本的には安静を心がけていただきます。急性期を過ぎてからは無理のない姿勢で筋肉の緊張を緩和していきます。筋肉の硬さが原因で腰が反ってしまい痛みが強くなることを防ぐためです。また痛みが原因で身体のバランスが崩れてしまいますのでそちらも痛みが改善され次第整えていきます。

まずは現状がどのような状態なのかを判断させていただきます。症状がひどい場合はレントゲン、MRIなどを一度撮っていただくことがありますのでご了承ください。レントゲンやMRIが必要な場合は提携している整形外科さんへの紹介も可能ですのでお気軽にご相談ください。

 

♦鍼灸施術

鍼灸には「緊張した筋肉の緩和」「疲労回復」といった効果があり、オーバートレーニングによる筋肉疲労や違和感、痛みなどの改善が期待できます。

椎間板ヘルニアは腰の筋肉の硬さが強いと腰が反ってしまうことがあり、そのため腰の痛みの悪化を訴える方も多いです。ですので鍼灸で筋肉の緊張の緩和と痛みのコントロールが大切になっていきます。

スポーツ鍼灸はケガの治療はもちろん試合前のコンディションづくりや、筋肉をベストの状態にもっていくためにも効果を発揮します。さらに、練習後にストレッチやマッサージに加えて鍼施術をすることでコンディションを保つことができます。

 

♦超音波

1秒間に3万回の振動(音波)で、損傷した組織(筋肉、関節)の回復を促す機械です。

回復が早まるので当院ではケガや痛みの症状には必ず施術に取り入れています。

 

♦マイクロ波

温熱による施術のために電磁波を照射し組織全体の加熱を行います。

服の上からでも可能で3次元的な治療も行えます。

 

♦ストレッチ

手技により筋肉の緊張を取り除き腰の負担を軽減させていきます。

※腰の痛みの軽減・レントゲン所見で骨に異常がなくなってからの施術になります。

全身のバランス調整も大切で腰以外の状態、例えば膝や股関節の動きの悪さによって腰の負担になっている場合、そちらも調整していきます。

分離・すべり症

腰椎分離症は多くは身体が柔らかい中学生ごろに、ジャンプや腰の回旋(スイングやシュートなど)を行うことで腰椎の後方部分に亀裂が入って起きます。ケガのように一回で起こるわけではなく、スポーツの練習などで繰り返して腰椎を反らしたり回したりすることで起きます。

一般の人では5%程度に分離症の方がいますがスポーツ選手では30%~40%の人が分離症になっています。

分離症は10歳代で起きますが、それが原因となってその後に徐々にすべり症に進行していく場合があります。

腰椎分離すべり症は腰椎のすべりによるずれにより脊柱管が狭くなり、馬尾神経や神経根が圧迫されて症状がでます。

 

当院での治療法

腰の状態をまず見極めます。

腰椎分離すべり症は基本的に運動を休止、安静第一になります。無理に運動をしてしまうとすべり症への移行がみられ、安静期間が延びてしまうからです。

まずは現状がどのような状態なのかを判断させていただきます。レントゲン、MRIが必要な場合は提携している整形外科さんへの紹介も可能です。

 

♦鍼灸施術

鍼灸には「緊張した筋肉の緩和」「疲労回復」といった効果があり、オーバートレーニングによる筋肉疲労や違和感、痛みなどの改善が期待できます。

スポーツ鍼灸はケガの治療はもちろん試合前のコンディションづくりや、筋肉をベストの状態にもっていくためにも効果を発揮します。さらに、練習後にストレッチやマッサージに加えて鍼施術をすることでコンディションを保つことができます。

 

♦超音波

1秒間に3万回の振動(音波)で、損傷した組織(筋肉、関節)の回復を促す機械です。

回復が早まるので当院ではケガや痛みの症状には必ず施術に取り入れています。

 

♦マイクロ波

温熱による施術のために電磁波を照射し組織全体の加熱を行います。

服の上からでも可能で3次元的な治療も行えます。

 

♦ストレッチ

手技により筋肉の緊張を取り除き腰の負担を軽減させていきます。

※腰の痛みの軽減・レントゲン所見で骨に異常がなくなってからの施術になります。

全身のバランス調整も大切で腰以外の状態、例えば膝や股関節の動きの悪さによって腰の負担になっている場合、そちらを調整していきます。

腰部脊柱管狭窄症

原因は?

腰部脊柱管狭窄症は、腰部の脊柱管がせまくなることでおきます。脊柱管が狭くなる原因として最も多いのは、加齢に伴う腰椎の変形であり、そのほか、重いものを持つ、生まれつき脊柱管が狭い、などによっても腰部脊柱管狭窄症は引き起こされます。

症状は?

足のしびれ

腰部脊柱管狭窄症では脊髄や神経が圧迫されることに関連した症状が現れます。具体的には脚のしびれや痛みを感じることが多いです。そのほかにも腰痛や腰の周りの重さ、だるさ、張りなどが現れることがあります。

しびれや痛みを感じる部位は、圧迫を受けている神経によってことなります。

間欠性跛行

また、特徴的な症状として間欠性跛行があります。間欠性跛行では歩行により徐々に痺れや痛みがでるが、休憩することで改善し再び歩行が可能になります。

どの程度の距離を歩くと症状が増悪するかは重症度によって異なります。重症の場合は短距離を歩いただけでもしびれや痛みを感じ、日常生活が著しく制限されることがあります。

脊髄には様々な神経が通っているため、尿が出にくい、あるいは歩行すると尿意を感じる、便秘などの症状がでることもあります。

 

当院での治療法

腰の状態をまず見極めます。

腰部脊柱管狭窄症は症状が軽度のものなら散歩などのリハビリを推奨します。しかし症状が重度の場合だと歩行が困難になることが多いため症状改善を優先します。

まずは現状がどのような状態なのかを判断させていただき、あまり症状がよろしくない場合はレントゲン、MRIで一度骨の状態を確認していただく場合があります。その際は当院と提携している整形外科さんへの紹介も可能ですのでお気軽にご相談ください。

 

♦鍼灸施術

鍼灸には「緊張した筋肉の緩和」「疲労回復」といった効果があり、オーバートレーニングによる筋肉疲労や違和感、痛みなどの改善が期待できます。

腰部脊柱管狭窄症ではしびれや違和感のある部分や根本的な部分で腰などにも鍼灸施術を施します。鍼灸施術によりしびれの緩和や痛みのコントロールができるためです。

スポーツ鍼灸はケガの治療はもちろん試合前のコンディションづくりや、筋肉をベストの状態にもっていくためにも効果を発揮します。さらに、練習後にストレッチやマッサージに加えて鍼施術をすることでコンディションを保つことができます。

 

♦超音波

1秒間に3万回の振動(音波)で、損傷した組織(筋肉、関節)の回復を促す機械です。

回復が早まるので当院ではケガや痛みの症状には必ず施術に取り入れています。

 

♦マイクロ波

温熱による施術のために電磁波を照射し組織全体の加熱を行います。

服の上からでも可能で3次元的な治療も行えます。

 

♦ストレッチ

手技により筋肉の緊張を取り除き腰の負担を軽減させていきます。

※腰の痛みの軽減・レントゲン所見で骨に異常がなくなってからの施術になります。

全身のバランス調整も大切で腰以外の状態、例えば膝や股関節の動きの悪さによって腰の負担になっている場合、そちらを調整していきます。

変形性脊椎症

原因は?

脊椎は、椎骨(椎体)という骨と、その間にあるクッションの働きをする椎間板でできています。クッションである椎間板は、若い頃から様々な力を受けていますが、加齢とともに徐々に変性をしていき、徐々にその弾力性が失われていきクッションとしての役目を果たせなくなっていきます。さらに骨(椎体)にも影響が出て骨棘が形成されていきます。この骨棘形成自体は、年齢を重ねる中でほぼすべての人にみられる現象のため、ある意味年齢を重ねるごとに伴う生理的変化であるといえます。椎骨はいくつもが縦に連なっていて内部には脊柱管と呼ばれる空間が形成されています。脊柱管の中には神経の集まった塊である脊髄が納まっています。

脊柱管内に存在する神経は、通常であれば骨から刺激を受けることはないのですが、加齢などにより変形性脊椎症を発症すると骨棘により神経を刺激してしまうため、腰痛などの症状が出現します。加齢とともに生じる変形性脊椎症ですが、背骨に負担がかかるような動作をする機会が多いと発症リスクが上昇します。また喫煙や糖尿病、遺伝などが発症に関係しているという説もあります。

症状は?

変形性脊椎症はどの神経が圧迫されるかで全身の異なる部位に症状が出現します。馬尾神経が圧迫をうけると間欠性跛行と呼ばれる症状が生じます。間欠性跛行では、一定の距離を歩くと足に痺れや痛みを痛みを生じますが、休息を取ることにより再び歩けるようになります。

また下肢のしびれや痛みを自覚するほか、排尿障害を起こすこともあり手の感覚や運動をつかさどる神経が影響を受けた場合は、手に痺れや痛みなどを認めるようになります。

当院での治療法

腰の状態をまず見極めます。

変形性脊椎症は症状が軽度のものなら散歩などのリハビリを推奨します。しかし症状が重度の場合だと歩行が困難になることが多いため症状改善を優先します。

まずは現状がどのような状態なのかを判断させていただき、あまり症状がよろしくない場合はレントゲン、MRIで一度骨の状態を確認していただく場合があります。その際は当院と提携している整形外科さんへの紹介も可能ですのでお気軽にご相談ください。

♦鍼灸施術

鍼灸には「緊張した筋肉の緩和」「疲労回復」といった効果があり、オーバートレーニングによる筋肉疲労や違和感、痛みなどの改善が期待できます。

腰部脊柱管狭窄症ではしびれや違和感のある部分や根本的な部分で腰などにも鍼灸施術を施します。鍼灸施術によりしびれの緩和や痛みのコントロールができるためです。

スポーツ鍼灸はケガの治療はもちろん試合前のコンディションづくりや、筋肉をベストの状態にもっていくためにも効果を発揮します。さらに、練習後にストレッチやマッサージに加えて鍼施術をすることでコンディションを保つことができます。

♦超音波

1秒間に3万回の振動(音波)で、損傷した組織(筋肉、関節)の回復を促す機械です。

回復が早まるので当院ではケガや痛みの症状には必ず施術に取り入れています。

♦マイクロ波

温熱による施術のために電磁波を照射し組織全体の加熱を行います。

服の上からでも可能で3次元的な治療も行えます。

♦ストレッチ

手技により筋肉の緊張を取り除き腰の負担を軽減させていきます。

※腰の痛みの軽減・レントゲン所見で骨に異常がなくなってからの施術になります。

全身のバランス調整も大切で腰以外の状態、例えば膝や股関節の動きの悪さによって腰の負担になっている場合、そちらを調整していきます。

圧迫骨折

比較的弱い力によっても生じる骨粗鬆症によるものや転移性骨腫瘍による病的椎体骨折、強い外力により生じる外傷性椎体骨折などがあります。圧迫骨折とも呼ばれます。

老人に起こるものは胸椎と腰椎の移行部あたりの椎体に生じ、ほとんどが骨粗鬆症に起因して尻もちなどの軽微な外力により生じるものです。

症状は?

骨粗鬆症に起因して骨の弱くなっている(脆弱性が存在)時生じるものでは胸腰椎移行部に生じることが多く疼痛が軽度のこともあります。しかし、尻もちなどの明らかに外力が加わったものでは、通常はある部位の疼痛を伴います。いくつもの場所に多発性に椎体骨折が生じると背中が丸くなり(円背)、身長が低くなります。

腫瘍などの転移によるものは、骨折部の体動時の痛みの他に安静時にも痛むのが普通です。

強い外力に生じた場合は、ほかの骨軟骨部損傷を伴うことが多く、脊髄損傷を生じる場合もあります。

部位にもよりますが、胸腰椎移行部に生じた場合、重症では両下肢麻痺を生じるなど、様々な症状を呈します。

「寝返りをうつと痛い」「くしゃみ、咳をすると痛い」などの症状がある方は一度お気軽にご相談ください。

骨折の疑いがある場合は当院と提携している整形外科さんへの紹介もできます。

ここから下記の疾患の症状に当てはまる方は整骨院ではなく一度対応している総合病院などに通院されることをおすすめします!

心筋梗塞・狭心症

心筋梗塞とは?

心筋梗塞は心臓に酸素と栄養分を運ぶ冠状動脈が詰まって血液が流れなくなり、心筋(心臓を動かす筋肉)が死んでしまう病気です。筋肉が死ぬことを壊死といいます。

心筋が壊死してしまうと心臓から充分な血液が全身に送れなくなってしまい迅速に治療をしなければ死に至る可能性があります。

狭心症とは?

心筋梗塞同様、冠状動脈が詰まってしまい心筋に充分な酸素や栄養分が届かなくなってしまいます。ただし心筋梗塞とは違って冠状動脈が完全に詰まるわけではなくある程度の血流は保たれます。狭心症から移行して心筋梗塞に至るケースが多いです。

症状は?

心筋梗塞・狭心症の症状は主に胸の痛みや、締め付けられるような圧迫感です。

狭心症では一般的に坂道や階段を上ったり、重い荷物を持ったりしたときに突然胸が痛くなったり締め付けられるような圧迫感を覚えます。

心筋梗塞では、胸の痛みが脂汗が出るほどの激しいものになります。「痛み」というよりも胸が締め付けられるような圧迫感、焼けつくような感じと表現する人もいます。

狭心症は症状が長くて15分程度と一時的に対し心筋梗塞では症状が30分以上継続するので注意してください。

主に胸の中央部から胸全体にかけて痛みがでますがときには背中や腰、上腹部、左肩左腕に症状が出ることがあります。

 

心当たりのある方、あてはまる症状がある方はもしかするとただの腰痛ではなく、心筋梗塞・狭心症の可能性がありますので一度お近くの心臓外科、循環器内科に通院されることをお勧めします。

腎盂腎炎

腎盂腎炎とは?

腎盂腎炎は腎臓が細菌により炎症を起こしてしまっている状態で、膀胱から細菌が逆流することによって引き起こされる腎盂および腎臓の感染症をいいます。適切なタイミングで適切な治療を行わなければ細菌が血液中に侵入し、いわゆる敗血症と呼ばれる生命を脅かす状態になります。

腎盂腎炎は細菌感染によるものであり、最も多い病原菌は大腸菌です。

腎盂とは腎臓と尿管の接続部のことを指します。腎臓で作られた尿を集め、尿管を経由して膀胱へ送り出す働きをしており、通常は無菌状態です。腎盂腎炎は膀胱炎のあとに起こることが多く、左右対にある腎臓のうち、片方に起こります。

症状は?

急性腎盂腎炎では、非常に強い炎症反応が生じ、高熱や悪寒、強い腰痛などが生じます。早期に適切な治療を行わなければ敗血症至ることもまれではありません。

また、結石や腫瘍が誘因となっている場合は尿の量が少なくなったり、血尿が見られたりすることもあります。

多くは適切な治療で治り、急性腎不全にならないことも特徴の一つです。

慢性腎盂腎炎は一般的に自覚症状がないのが特徴です。長引く食欲不振や倦怠感があり、徐々に腎臓の機能が低下することで、尿が濃縮する能力が低下し夜間の多尿や尿の色が薄くなるなどの症状が現れます。自覚症状が強いため気づかれないことも多く、治療せずにいると慢性腎不全に移行することがあります。

共通の症状として

①発熱(時に40度以上になることも)

側腹部痛(感染を起こしている腎臓側の腹部から腰部に痛みが生じます。)

③頻尿(膀胱尿道炎を原因とするため)

④濃尿(感染した菌による膿が尿に混じる)

⑤血尿(感染によって尿路から出血しするため)

 

心当たりのある方、あてはまる症状がある方はただの腰痛ではなく腎盂腎炎の可能性がありますので一度お近くの泌尿器科に通院されることをお勧めします。

腎・尿路結石

尿路結石とは?

尿路結石とは腎臓で作られた尿が通る道である腎盂腎杯、尿管、膀胱、尿道に石ができることです。

尿路結石の発症には食生活が大きく関係しています。特に日本人はシュウ酸カルシウム結石症と呼ばれるものが多く、シュウ酸の取りすぎが結石の主な原因であると言われています。結石が尿管に引っかかると、尿管の動きと共に脇腹や腰部に激しい痛みを生じ、また尿が下流に流れないと上流で尿がたまり淀んでしまうため、尿路感染や腎臓の機能障害などが生じます。

症状は?

尿路結石の症状は石ができる場所や大きさによって異なります。

・腎結石:鈍い痛み(症状がないこともあります)

尿管結石石がある側の脇腹、腰、背中、お腹に著しい痛みを生じたり、血尿や吐き気が起こることもあります。一般的に、石が小さいほど痛みは強くなります。

・膀胱結石:頻尿、残尿感

・尿道結石:排尿時に強い痛みを生じたり、血尿や尿が出にくい。

 

心当たりのある方、当てはまる症状がある方はただの腰痛ではなくもしかすると尿路結石の可能性がありますので、一度お近くの泌尿器科に通院されることをお勧めします。

急性膵炎

急性膵炎とは?

膵臓は本来、食物の消化を助けるために作られる酵素が過剰に分泌されたり、膵管をスムーズに通れなかったりして膵臓内に滞り、異常に活性化して膵臓そのものを消化、炎症を起こしてしまう病気です。みぞおちの強い痛み背部痛が最も多い症状となっています。

自己消化が急速に進むと、炎症が膵臓だけでなく心臓、肺、肝臓、腎臓などの重要臓器にまで及び、多臓器不全を起こしたり、壊死した部位が細菌感染を起こして重篤な感染症を合併したりするため死亡例も少なくありません。軽症の場合は、適切な入院治療を受ければ膵臓の機能を損なわずに済みます。発生頻度は男性が女性の2倍と多く、男性は40~50代、女性は60~70代に多い傾向があります。

原因は?

最も多いのはアルコールの大量摂取、次いで胆石です。原因不明も2割を占める。その他では脂質異常症(高脂血症)、薬剤の摂取、事故による膵臓の損傷なども原因の一つとして挙げられています。男性ではアルコール性、女性では胆石症の急性膵炎が多く、高齢者は男女共に胆石症の割合が増します。アルコール性急性膵炎ではアルコールによる膵臓への直接的な刺激の他、膵液の過剰分泌や膵管が狭くなるなど様々な要素が考えられます。

症状は?

代表的な症状は、みぞおちから左脇腹の痛みです。膵臓は胃の裏側にあるため、背中に痛みが生じることもあります。痛みの程度や現れ方は人それぞれで、軽い鈍痛が数日かけて徐々に現れたり、不快感程度で済んだりすることもありますが、多くの場合は強い痛みが突然現れます。

「のたうち回るほどの痛み」と表現されることもあるほどの激しい痛みを伴うこともあります。そのほかにも嘔吐発熱悪寒食欲不振腹部膨満感などが起こりえます。

激しく吐いても腹痛が治まることはないのが特徴で、また膵臓の消化が進んで細胞が壊死したり、周囲の臓器まで消化したり全身に炎症が及ぶとショック状態、意識低下、死に至る可能性もあります。

このような症状は大量の酒や脂肪分の多い食事を摂取した数時間後に症状が出ることが多いです。

 

心当たりのある方、当てはまる症状がある方はただのぎっくり腰ではなくもしかすると急性膵炎の可能性がありますので、一度お近くの消化器外科などに通院されることをお勧めします。

帯状疱疹

帯状疱疹とは?

子供のころに感染した水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスが疲れやストレスなどの影響で免疫が下がった時に再び活動することで起こる病気です。

通常は身体の左右どちらかの神経の流れに沿って、帯状に痛みを伴う赤いぶつぶつとした発疹や水ぶくれなどがたくさん生じます。

また神経が傷つくことにより、痛みが長引く病態があり、それを「帯状疱疹後神経痛」とも呼ばれています。

帯状疱疹が現れる場所によって難聴や顔面神経麻痺、角膜炎・網膜炎などの合併症を引き起こすこともあります。

原因は?

水ぼうそうと同じ、感染力が非常に強いヘルペスウイルスの一種である水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症します。このウイルスに子供のころに感染すると2~3週間の潜伏期間のあとに、水ぶくれが全身に広がる水ぼうそうになります。

水ぼうそう自体は1週間ほどで治まりますが、その後もウイルスは脊髄近くの神経節と呼ばれる場所にじっと潜伏し続けて、消えることはありません。

症状は?

一般的には、胸、腹部、背中、顔、頭部などの左右どちらかに、はじめはピリピリ・チクチクといった神経痛のような痛みが起こります。

その後、ブツブツとした赤みのある発疹と水ぶくれが帯状に生じて、痛みが次第に増してきます。眠れなくなるほど痛むこともあり、仕事や家事などの日常生活に支障をきたすことも。

同時に発熱、リンパの腫れ、頭痛といった全身症状が見られることもあります。

約3週間で水ぶくれなどなどの症状は治まるが、皮膚に痕が残る場合も多いです。重症化するとウイルスが全身に回ることで、体の広い範囲に発疹が現れてしまいます。

首から上の帯状疱疹は、重症化することで難聴、視力障害、顔面神経麻痺などを引き起こすこともあります。

 

心当たりのある方、当てはまる症状がある方はただの腰痛ではなく帯状疱疹の可能性がありますので一度お近くの皮膚科などに通院されることをお勧めします。

また帯状疱疹は鍼灸治療でよくなります。通常だと2~3日で目覚ましい効果が出る方が多いです。

またお灸は免疫に作用するので体内の毒素に対する効果が非常に高いです。毒素を囲い込み、拡散を防ぐとともに、身体の抵抗力を向上させ、早期改善を促します。

ただし、糖尿病患者はやけどから感染症を起こすことがあるため、お灸は適切ではありません。

鍼による施術も同じく水疱を囲い込むようにしていきます。全身の調整を目的として内臓に関わるツボの刺激も行っていきます。

褥瘡

褥瘡とは?

褥瘡は寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。一般的に「床ずれ」ともいわれています。

なぜできてしまうのか?

自分で体位変換ができずに長時間寝たきりで、栄養状態が悪く、皮膚が弱っている(高齢者、排せつ物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、抗がん剤やステロイドなどの薬の副作用で免疫力が低くなっている)人が圧迫だけではなく摩擦やずれなどの刺激が繰り返されている場合は褥瘡になりやすいといえます。

褥瘡になりやすいため注意しなければならない病気として、うっ血性心不全、骨盤骨折、脊髄損傷、糖尿病、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患などがあります。

 

心当たりのある方、当てはまる症状がある方はただの腰痛ではなく褥瘡ができている可能性がありますので一度お近くの皮膚科や整形外科などに通院されることをお勧めします。

大動脈解離

大動脈解離とは?

大動脈解離とは、大動脈の血管が裂けてしまい、血液の通り道が本来のものとは別にもうひとつできた状態です。

それにより胸や背中に激痛が走り、大動脈が破裂したり、多くの臓器に障害をもたらせたりする重大な合併症を引き起こします。放置すると命にかかわります。

原因は?

大動脈解離の原因としては、動脈硬化、高血圧、高脂血症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、喫煙、ストレス、マルファン症候群などの先天的な(生まれつきの)遺伝子疾患などが考えられます。特に高血圧は重篤な危険因子です。

前兆

大動脈解離には前兆といえるものがなく、発症の予測は極めて困難です。

万が一、何の前触れもなく胸や背中に激痛が起こった際は迷わず救急車を呼んでください。

突然、胸や背中に激痛が走る病気で、様子をみていて大丈夫なものはありません。一刻も早く医療機関を受診してください。

大動脈解離の発症は、夏場に少なく、冬場に多い傾向にあります。また、夜よりも日中に多く、特に午前中(6時~12時の時間帯)に発症することが多いと言われています。

症状は?

大動脈解離の症状の一番の特徴は、突然胸あるいは背中に杭が刺さるような激痛が走ることです。解離が進むにつれ、痛みが胸から腹、脚など体のいろいろなところに移動する場合があります。

 

心当たりのある方、当てはまる症状がある方はただの腰痛ではなく大動脈解離が起きている可能性がありますので一度お近くの心臓外科、血管外科、循環器科にご相談されることをお勧めします。

腹部大動脈瘤

腹部大動脈瘤とは?

腹部大動脈瘤とは、大動脈が腹部を通過する部分(腹部大動脈)の壁に膨らみ(拡張)が生じた状態のことです。

動脈瘤ができると腹部に拍動が感じられるようになり、破裂した場合には体の深部の耐え難い激痛や低血圧が起こり、最悪死に至ります。

腹部大動脈瘤はどの年代にも見られますが、50~80歳の男性に最も多く発生します。

腹部大動脈瘤は家族内で遺伝することがあり、高血圧の人、中でも喫煙者で特に多く見られます。最終的には腹部大動脈瘤の20%が破裂します。

症状は?

腹部大動脈瘤がある人では何の症状も見られない場合もよくありますが、腹部に拍動を自覚する場合もあります。

動脈瘤は典型的には体の深部の突き刺すような痛みを、主に背中や腰に引き起こすことがります。動脈瘤から血液が漏れ出している場合は、激しい痛みが続きます。

大動脈瘤が破裂すると、通常はまず下腹部と腰背部に耐え難い激痛が起こるほか、動脈瘤がある部分に圧痛を感じます。破裂による内出血が重篤な場合は急速にショック状態に陥ることがあります。

腹部大動脈瘤が破裂すると、死に至ることが多く、治療をしなければ確実に死亡します。

 

心当たりのある方、当てはまる症状がある方はただの腰痛ではなく腹部大動脈瘤の可能性がありますので一度お近くの心臓外科、血管内科、外科、循環器科のある総合病院に通院されることをお勧めします。

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